世界医学気功学会副主席 林中鵬教授と共同研究|日本道観の道教交流

林中鵬教授と『易経』について共同研究

 

世界医学気功学会副主席・林中鵬教授と『易経』について研究を行う
世界医学気功学会副主席・林中鵬教授と『易経』について研究を行う

世界医学気功学会副主席・林中鵬教授と共同研究

2015年01月21日、日本道観 早島妙聴住持道長は日本道観インターナショナル北京にて、世界医学気功学会副主席・林中鵬教授と共同研究を行いました。

今回は『易経』について、研究が行われました。
日本道観には『老子道徳経』と共に、江戸時代に復刻されたり、解説をつけられたりした『易経』関連の本が沢山あるため、中国の古代の自然科学の書ともいえる易と、無為自然の哲学である老子との関連について、ぜひ研究したいという妙聴住持道長の希望をいれて、昨年末から、林中鵬教授との共同研究は『易経』を取り上げています。

『易経』とは、本来は占いの書でしたが、儒教の四書五経の中に取り入れられる中で、易を哲学的にとらえて解説した「伝」が書かれ、儒教の深淵な哲学書とされるようになりました。
中国の『易経』研究については、沢山の解説書や研究書があり、漢の時代に、有名なものでは王弼が非常に哲学的な解読をしています。王弼は『老子道徳経』の註釈とあわせて、この『易経』の解説でも非常に有名です。また、十翼といわれる『易経』の解説は、『易経』を単なる占いの書から、哲学書へと発展する大きなきっかけになりました。
 

●世界医学気功学会
気功発祥の地である中国において、政府が認めている世界で唯一の医学気功研究のための学会。全世界20数カ国の気功師や気功を研究している医師や科学者、気功愛好家などが参加している。
●老子道徳経
(ろうしどうとくきょう) 中国の春秋時代の思想家老子が書いたと伝えられる書。単に『老子』とも『道徳経』。また、老子五千言・五千言とも。 『荘子』と並ぶ道家の代表的書物。道教では『道徳真経』ともいう。上篇(道経)と下篇(徳経)に分かれ、あわせて81章から構成される。

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